2025年4月21日

月と雪の千曲回廊 ②森将軍塚古墳と長野県立歴史館

2日目です(令和7年2月上旬、長野県千曲市)。

屋代駅からタクシーで、まずは森将軍塚古墳館(観覧料300円、月・祝翌・年末年始休)へ。

最大の見所は、再現された石室!

ここから山上の古墳までは舗装道が整備され、有料の見学バスも運行されていますが、当日は積雪のため運休……
トレッキングコース(という名のつづら折りの登山道)を徒歩で登ります(´д`)

15分ほど登ると陪塚が現れ、

あとは平坦な尾根道。森将軍塚古墳(国史跡)が見えてきました。

古墳上には葺き石や埴輪が復元されています。何より、善光寺平が一望です!

帰路は近道(という名の階段)を下り、長野県立歴史館(企画展+常設展観覧料500円、月・祝翌・年末年始休)へ。

長野県の原始~近現代にわたる歴史的歩みと遺産を展示しており、常設展は写真撮影が可能です。
(漫画&アニメ「逃げ上手の若君」にも登場する市河助房の着到状(右の書面))

(中世の善光寺門前町を再現したコーナー)

続いて開催中の企画展「佐久間象山遺墨展~書は人なり~」を観覧。

企画展では2点(下記)のみ写真撮影可能でした。
佐久間象山は、傲岸な開国論者というイメージでしたが、あらゆる書体を体得していった文人という側面を知ることができました。

「力士雷電之碑」の拓本(上)と、碑に刻む字を「膂(力)」から「傀(力)」に替えるよう象山が指示した書面(下)。象山の緻密にして誠実な気性が垣間見えます。)

タクシーとしなの鉄道で上田駅まで移動し、「刀屋」ざる蕎麦普通盛り(850円)を注文(長野県上田市)。
「真田太平記」執筆にあたり、取材のためしばしば上田を訪れた池波正太郎ゆかりの名店。
量が多いことでも有名ですが、普通盛りでも多過ぎるほどでした(´д`) おろし付は嬉しい(*^o^*)

食後は、上田電鉄別所線に乗車し、別所温泉へ。
終点直前の車内で、今夜同宿する友人Tさんが同乗していたことに気付きました。

本日の宿は、別所温泉「旅館 花屋」
一昨年の秋に続く2度目の宿泊です。

極上の湯(アルカリ性単純硫黄温泉の源泉掛け流し)は変わらぬままでした。

〔③雪の別所温泉と上田市立美術館 へ続きます〕


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