2019年6月9日

風林火山の旗 裂石温泉「雲峰荘」

山梨県内での本業を終え、秘湯の宿で一泊しました。
本日の宿は、大菩薩峠の麓にある裂石(さけいし)温泉「雲峰荘」です(令和元年5月中旬、山梨県甲州市、日本秘湯を守る会加盟)。

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(写真は「雲峰荘」の露天風呂)
宿に入る前に、すぐ近くの名刹・裂石山 雲峰寺へ立ち寄ります(境内自由、宝物殿300円、月休)。
何やら宿と名称が似ていますが、宿の名称を当寺のご住職から頂いたのだそうです。

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本堂、庫裏、書院、仁王門は、いずれも国重文に指定されています。

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宝物殿には、武田家の軍旗「孫子の旗(風林火山の旗)」「諏訪神号旗(諏訪法性の旗)」、それに日本最古の「日の丸の御旗」が収蔵されています(※宝物殿内の撮影は不可)。
天正10年(1582年)3月、天目山で滅亡した武田勝頼の敗残兵が山路を逃れて当寺にたどり着き、納めたものと伝えられています。

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そろそろ「雲峰荘」へ。
早速、露天風呂へと向かいます(混浴、女性用湯浴み着の貸出あり、女性専用時間帯あり)。

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巨石の下の湯船に源泉(26.6℃)と加温泉が、下の湯船にも源泉が、なみなみと掛け流されています。
泉質は、ph9.9の高アルカリ性単純泉
新緑の下で、新鮮な湯に浸かる贅沢……。入浴後は肌がスベスベになりました。

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(露天風呂には、天狗の面も)
対して、内湯(男性用)は、源泉浴槽と加温浴槽とが分けられています。
まだまだ気温が低いので、源泉浴槽は足を入れるにとどめました。

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※ 浴場の写真は、いずれも他の入浴者がいない状況で撮影したものです。
古い建物ですが部屋は清潔で、食事も山の幸を中心に品数、内容とも期待以上。
これで平日一人泊約1万2000円(二食付、消費税・入湯税込)なので、非常にコスパの高い宿です。

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保護犬を何匹も飼育されており、その点でも頭が下がります(些少ですが、募金させて頂きました。里親募集中とのことです。)。
ただ、一点改善して頂きたい点が。
尾籠な話で恐縮ですが、共同トイレ(男性用)の換気です(トイレ自体はウォシュレットで清潔なのですが、臭いが籠もっていました……。貸切風呂のトイレは問題ありません。なお、トイレ付の部屋も2部屋あるようです。)。
よろしくお願いいたします。

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(写真は、宿門前の渓流)
〔青梅の迎賓館 津雲邸と日向和田臨川庭園 へ続きます〕


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