2019年4月7日
桜の旧前田侯爵邸
横浜での本業からの帰り道、旧前田家本邸(旧前田侯爵邸)に立ち寄りました(平成31年4月上旬、東京都目黒区)。
(写真は、洋館1階「小客室」の窓から望む駒場公園の桜)
旧前田家本邸は、旧加賀藩主前田家(前田侯爵家)の居宅として、昭和初期に建設されました(国重文)。
現在は、桜の名所・駒場公園の中にあり、洋館と和館が残されています(洋館:月火休・年末年始休、和館:月休・年末年始休、いずれも見学無料)。
まずは、洋館へ。
イギリスのカントリ-・ハウス風の意匠=テューダー様式でまとめられています(公式パンフより)。
(写真は、玄関広間。深緑の蛇紋石(じゃもんせき)の柱、赤絨毯、シャンデリアなどが重厚な構えを演出します。)
各部屋は用途毎に分かれており、それぞれ趣や細かい意匠が異なります。
(写真は、1階「小食堂」。奥の部屋は「大食堂」)
(写真は、2階「夫人室」。邸内で最も華麗な部屋と云われています。)
ベランダ側の各部屋からは、駒場公園の満開の桜が。
大階段のステンドグラスは、小さな菱形の色ガラスを並べた意匠。
これもテューダー様式の特徴で、柔らかい光が差し込みます(公式パンフより)。
このあたりで洋館を後に、和館へ向かいます。
実は両館は渡廊下で繋がっているのですが、現在は一旦外に出る必要があります。
和館の1階大広間は、違い棚を備えた典型的な書院造。
数寄屋風造の2階はガイドツアー時のみの公開ですが、調度始まるところに出くわしましたので、見学することができました。
旧前田邸本館は、かつて「東洋一の洋館」と謳われたそうです。
見学料金も無料。
洋館好きの方もそうでない方も、是非訪れていただきたい東京屈指のスポットです。
〔終〕