2018年6月27日

壱岐の国紀行 ④勝本城跡・湯ノ本温泉・猿岩

壱岐北端の港町・勝本で昼食です(平成30年6月中旬、長崎県壱岐市)。

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選んだお店は生ウニ丼で有名な「大幸」
全面オレンジの生ウニ丼が2500円。これにサザエや旬の魚の刺身などが付く定食は3550円(※生ウニは夏期のみなのでご注意を。)。内容に照らせば破格の値段です。一行の皆様はどちらかを注文されましたが、橙は昨夜の「三益寿司」さんで海鮮はお腹一杯でしたので壱岐牛カレーにしましたw。
昼食後は、ドライバーをIさん(奥様)に替わっていただき、しばし勝本の歴史散歩です。
まずは、河合曽良の墓へ。

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松尾芭蕉と「奥の細道」を旅した曽良は、晩年、幕府の巡見使に従って壱岐に来ました。しかし、ここ勝本で病み、そのまま亡くなりました。胃腸の弱い方だったそうです(司馬遼太郎「街道をゆく13壱岐・対馬の道」より)。合掌……。
曽良の墓からは、勝本港が一望できました(冒頭の写真)。
そのまま徒歩で勝本城跡を目指します。
が、橙が道を間違えたため、一行の皆様に城山を半周させてしまいました(反省……)。
勝本城跡は、秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の際、名護屋城(佐賀県唐津市)から対馬・釜山へ渡海する中継地点として築かれた城です(国史跡・日本遺産)。

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巨石を使用した見事な石垣が残っていました。

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ただ、管理は行き届いていないようで、雑草生え放題、眺望ゼロ。
折角の貴重な歴史遺産が放置されているようで残念でした。
レンタカーに戻り、湯ノ本温泉を目指します。
楽しみしていた日帰り入浴。選んだ宿は、J先生ご推奨の「国民宿舎 壱岐島荘(いきじまそう)です(日帰り入浴料432円)。

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神功皇后の時代より涌き続けると伝わる赤い湯の温泉です。
泉質も優れて佳く(ナトリウム塩化物泉)、入浴後も汗が中々引きません。
浴場はぬる湯と適温の湯に分かれており、貸切状態でしたw。

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(写真は、「壱岐島荘」1階ロビーのベランダから望んだ景色。夕陽も美しいそうです。)
しばし休憩し、汗も引いた頃、本日最後の目的地・猿岩へ。
こちらです!

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どう見ても猿です!
断崖上の草原を歩いて、目前まで近寄ることもできます。
近寄るにつれ、猿の顔もだいぶ変わってきますw

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強風の断崖上、吹き飛ばされそうなスリルを味わえました(;´Д`)。 ※過去には本当に落ちた人がいるそうです。手摺り等もありませんので、細心のご注意を!
ブラタモリ的に解説すると、玄武岩の柱状節理です(③で訪れた左京鼻も同様)。
壱岐の伝説では、猿岩も左京鼻も、壱岐が流されないよう繋ぎ止めるため、神が造りたまいし8本の柱(他に6本有り)なんだそうです。

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(どこまでも碧い壱岐の海。天草を思い出しました。)
これにて、反時計回りに回った壱岐一周ドライブも無事終了。
夕食は、郷ノ浦近郊の「旨勘」さんへ。
途中からJ先生とK先生も合流(リハお疲れ様でした。)。
旬の魚の刺身は勿論、居酒屋メニューも充実している繁盛店でした。
〔⑤少弐公園 へ続きます〕


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