2018年6月25日

壱岐の国紀行 ①重家酒造

日本舞踊W流のJ先生から、壱岐でチャリティ公演をするのでいかがですか、とお誘いを受けたので、J先生率いる総勢6名にて、壱岐へ3泊4日の旅に出ました(平成30年6月中旬、長崎県壱岐市)。

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(写真は、重家(おもや)酒造さんの蒸留器。常圧蒸留と低圧蒸留の両方が可能な優れものです。)
壱岐は、長崎県に属する島ですが、かつては一国(壱岐国)を構成していました。
江戸期は平戸藩領(約6万2千石)。壱岐だけで約2万石ありました(江戸中期)。山がちな対馬と異なり、平野の広がる豊かな島のようです。
橙は、初めての訪問。期待が高まります。

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羽田空港を早朝に発つと、福岡空港を経て、博多港からは高速船(ジェットフォイル・1時間強)に乗り、昼前には壱岐(芦辺港)に到着。
J先生が予約してくれた「うめしま」さんで名物の壱岐牛カルビ定食を食した後、島の南部・印通寺(いんどうじ)にある「重家(おもや)酒造」さんへ向かいます。

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重家酒造さんは、麦焼酎の「ちんぐ」や「雪洲」を蒸留しているほか、日本酒の「横山」も醸造している酒造場(日本酒の免許を持っているので、焼酎の蒸留も可能なのだそうです。)。
当日は社長さんと専務さんのご兄弟が、わざわざ一行を案内してくれました(お忙しい中、本当にありがとうございました)。

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さて、焼酎の蒸留場は、黒く太い梁が印象的な木造の建屋内に、最近導入したという最新鋭の蒸留設備が並んでいます。

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社長さんのお話しを要約すると、最新鋭の蒸留設備を導入したことによって、年間を通じ蒸留が可能となった。そうすると、杜氏さんを継続的に雇用できる。また、電子制御も可能になったので、人の手間も或る程度軽減できる。結果、皆にとって働きやすい職場になる、とのこと。
なるほど!合理的です。

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(写真は、重家酒造さんの軒先を歩いていた猫。壱岐は猫の多い島?だそうで、少なくとも自転車に乗っていた人よりは多く見かけましたw。)
その後、やや離れた場所にある日本酒の新工場も見学させてもらいました。
壱岐で一番水(地下水)の佳い場所を選んで建設したとのこと(by専務さん)。

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(写真は、新工場の地下水汲み上げ地点に祀られている水神社。)
こちらも最新鋭の醸造設備が導入されていました。
失礼ながら、職業柄、設備投資の総額が気になってしまいましたw。
酒造見学後は、これから3泊お世話になる「壱岐ステラコート太安閣」にチェックイン。
大浴場で汗を流した後、一行はこれまたJ先生が予約してくれた郷ノ浦の「三益寿司」さんへ。
気さくな大将と女将さんとの話も弾みつつ、旬のウニやアワビなど壱岐の海産物フルコースをこれでもか、というくらい堪能しました。
〔②原の辻遺跡と一支国博物館 へ続きます〕


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