2018年4月12日

下諏訪温泉「ぎん月」

本業で甲信方面に出張のため、下諏訪温泉に前泊しました(平成30年2月下旬、長野県下諏訪町)。
お世話になった宿は、「ぎん月」さん。数年ぶりの再訪です。

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(写真は「ぎん月」の貸切露天風呂・男性用。「綿の湯」の源泉掛け流しです。)
下諏訪は、諏訪大社下社(春宮と秋宮)の門前町であるとともに、中山道と甲州街道の合流点であった宿場町。
意外ですが、中山道六十九次中、唯一の温泉宿場が下諏訪宿でした。
中でも「ぎん月」の源泉でもある「綿の湯」は神の湯とされ、不浄の者(心やましき者)が浸かると湯が濁ると云われています。
浅田次郎氏の小説「一路」でも、敵役の家老が湯に浸かると……という場面が登場していました。

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多少早い時間に着いてしまったので、下諏訪宿を散策します。
諏訪大社下社春宮(国重文)や、

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かの岡本太郎が絶賛したという万治の石仏

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古刹の慈雲寺などを巡りました(いずれも再訪です。)。

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最後に立ち寄った旧中山道沿いの伏見屋邸は、季節柄、ひな飾りで彩られていました(無料、月・祝祭日の翌日・年末年始休)。
お茶と野沢菜まで振る舞っていただき、本当に有り難うございました。

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さて、下諏訪宿は、幕末に、①和宮降嫁、②水戸天狗党の乱(和田峠の戦い)、③赤報隊偽官軍事件という3つの大きな事件の現場となっています。
前回訪問の際には、それらの史跡を巡りました。
特に、秋宮や「ぎん月」の至近にある歴史民俗資料館は、上記3大事件の資料が豊富に展示されていますので、歴史好きにはお奨めです(しかも無料です。月・祝祭日の翌日・年末年始休)。
さて、肝心の「ぎん月」さんですが、平日泊だったこともあり、神の湯の源泉掛け流しを思う存分堪能できました(泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。ツルツルになる美肌の湯です。)。

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食事も全て美味しうございましたが、特に牛バラ鍋鰤の木の芽味噌焼は逸品でした。
また、是非お世話になります。
〔終〕


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