2018年2月10日

石見銀山への道 ⑨櫻井家庭園と出雲文化伝承館

吉田の町並みから暫く山間の道を進むと、可部屋集成館(櫻井家住宅)に到着です(平成29年11月中旬、島根県奥出雲町)。
櫻井家も、たたら製鉄で栄えた家。
ここには、素晴らしい庭園が遺されています(月休、冬期=12月中旬~3月中旬休、入園料400円、可部屋集成館との共通券1000円)。

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この櫻井家庭園は、江戸後期の享和3年(1803年)、茶人大名で知られる松江藩主・松平治郷(不昧)公が御成になった際に作られました(公式パンフより)

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庭の中心となる滝は、不昧公によって、「岩浪(がんろう)と命名されています。
秋の紅葉の美しさは格別、と聞いていましたが……、そのとおりでした。

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(写真は、国重文の櫻井家住宅)
櫻井家住宅の周囲は渓谷となっており、そこも紅葉に染まっていました。

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駐車場にある「そば処 清聴庵」では、渓谷美を眺めながら、十割手打ち蕎麦を食すことができます(11月は無休、上記冬期休、その他は土日祝のみ営業)。
奥出雲産100%の蕎麦を、櫻井家の水車小屋で挽いて製粉しているとのこと。
橙は欲張って割子蕎麦と釜揚げ蕎麦の両方を頂きました。
さて、これから出雲空港へ向かおうと思いますが、まだ時間があります。
そこで、出雲文化伝承館に立ち寄りました(島根県出雲市、月休・年末年始休、無料)。

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こちらの庭園は、近隣の豪農・江角家の庭園を、そのまま移築したものだそうです。
大ぶりな飛び石や短冊石を配する、典型的な出雲流庭園(枯山水回遊式庭園)でした。
出雲大社のすぐ近く。
素晴らしい庭園で、何より無料ですので、出雲にお越しの際には是非お奨めしたいスポットです。
その後は、夕暮れの出雲空港で、お土産に彩雲堂の銘菓「若草」を購入。
今回の旅も終わりです。
〔終〕


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