2018年2月3日

石見銀山への道 ⑥温泉津温泉「輝雲荘」「薬師湯」

益田からR9と山陰道を東へ。本日の宿のある温泉津(ゆのつ)温泉へ到着です(平成29年11月中旬、島根県大田市)。
温泉津は、石見銀山から産出される銀の積み出し港として栄えた街。
温泉街には江戸期と殆ど変わらぬ古い町並みが残っており、ノスタルジックを感じます(国重要伝統的建造物群保存地区)。

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(写真は、「薬師湯」の屋上から眺めた旧館の石州瓦と尖塔)
本日の宿は、「輝雲荘」
二泊お世話になりました。

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もっとも、橙は一人泊の素泊まりですので、部屋は本館から少し離れた場所にある「法泉長屋」という建物の「大黒」の間。
「法泉長屋」に泊まっても、本館の浴場(内湯)を利用できますし、清潔で広さも十分。リーズナブルに温泉津温泉を楽しむには、もってこいの仕組みです。
早速、温泉津の湯を堪能したいと思います。
「輝雲荘」の内湯はあとにまわして、まずは二つある外湯の一つ「薬師湯」へ(入浴料350円)。
「薬師湯」は、明治5年の浜田地震の際に湧出した湯で、別名は「震湯」。

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温泉津温泉の泉質は、ナトリウム-塩化物泉(含土類食塩泉)
源泉温度が50℃近い高温泉で、カルシウム、炭酸水素、硫酸、メタケイ酸などの成分を多く含む褐色の湯
日本温泉協会による天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を得た全国屈指の名泉です(もちろん源泉掛け流し)。

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(写真は、「薬師湯」の旧館。現在はカフェになっています。)
薬師湯の湯船は、5~6名が入れば一杯になる大きさ。
湯船の周りには、結晶化した湯の花が幾重にもこびりついていて、褐色の鍾乳石のようになっています。
休日の夕暮れ時で混んでおり、譲り合いながら入浴しました。
入浴後は、受付で地元銘柄のサイダーを購入し、屋上へ。
冒頭の写真の景色を眺めながら、乾いた喉を潤しました。
夕食は、温泉街にある「路庵」さんを予約しておきました。
なにせ温泉街で夕食を頂ける店は、ここしかありませんので……。
お洒落な店内で、地魚や地鶏などの料理を堪能しました
浴衣のままで夕食を頂いたので、身体が冷えました。
「輝雲荘」の内湯に浸かり(こちらは独り占め状態)、十分に暖まってから眠りに落ちました。

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〔⑦世界遺産 石見銀山 へ続きます〕


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