2017年6月8日

風薫る伊予 ⑤宇和島城と伊達博物館

宇和島の街では、隅々から、宇和島城の天守を仰ぎ見ることができます。
その宇和島城に登城しました(平成29年5月上旬、愛媛県宇和島市、国史跡、日本百名城)。

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(写真は、二の門跡付近から望んだ現存天守と本丸石垣)
宇和島城は、築城の名手・藤堂高虎による縄張り。
その後、大坂冬の陣の勲功によって、伊達政宗の長男・秀宗に宇和島10万石が与えられ、その居城として幕末に至りました。
宇和島城天守は、現存12天守の一つ(国重文、天守入閣料200円、無休)。
写真では小さく見えますが、近くで見ると中々の大きさです。

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泰平の時代(寛文6年、1666年)に築かれた天守のため、装飾性(唐破風・千鳥破風など)が高い反面、実戦用の狭間(さま)や石落としなどはありません。
なお、宇和島城天守限定販売の「宇和島伊達家 家紋しをり」は、見た目が美しいのみならず、宇和島伊達家の3つの家紋(竪三引両紋、竹に雀紋※仙台伊達家とは葉や節の数などが微妙に違います、九曜紋)について解説が記されており、購入必至の逸品です。
橙は、3セット購入しました(*^_^*)。

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(写真は、藤兵衛丸下の石垣)
上り立ち門から下城し、5分ほど歩くと伊達博物館があります(月休・年末年始休、入館料500円)。

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(写真は、伊達博物館内の庭園・偕楽園)
常設展示(伊達政宗の鎧・書状など)も素晴らしいものでしたが、丁度、特別展「秀吉と利休~唐物とわび~」が開催中で、京都(大徳寺高桐院・孤篷庵など)から寄託展示された利休ゆかりの茶器などを鑑賞できました。
〔⑥天赦園 へ続きます〕


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