2017年6月4日

風薫る伊予 ④臥龍山荘

大洲城から城下町を歩くこと約15分(平成29年5月上旬、愛媛県大洲市)。
臥龍山荘(がりゅうさんそう)に到着です(無休、大洲城との共通観覧料800円)。
此所は、明治期に地元の豪商が、桂離宮や修学院離宮などを参考として、10年の構想と4年の工期を費やし完成させた山荘庭園(公式パンフより)
数寄屋建築の粋ともいえる臥龍院(国重文)が中心的建物となりますが、残念ながら、その内部と外観は写真撮影不可。
ただ、庭園と他の建物(茶室)は撮影可となっています。

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上の写真は、山荘の最奥部にある茶室・不老(ふろう)
茶室の向こう側は清流・肱川が深い淵(臥龍淵)をなしており、その淵に面した崖の上に建てられています(懸崖造り)。
肱川の対岸から眺めると、こんな感じです。

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庭園内には随所に手水鉢が置かれ、季節の花が生けられています。

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敷石(延段・飛石)も一つ一つが選り抜かれており、庭の苔と調和しています。

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ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも一つ星を獲得した臥龍山荘。
自然美と建築美が調和した素晴らしい場所でした。
伊予大洲駅への帰り道、おはなはん通りを訪ねました。

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此所は、昔のNHK朝ドラのロケ地。
花の生けられた清冽な水路に、鯉が泳いでいました。

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伊予大洲駅では、タッチの差で特急「宇和海」が発車してしまい、やむを得ず次発の普通列車に乗ることに……。
見習い運転手さんの運転する普通列車は、のんびり伊予路を走り、予讃線の終点・宇和島駅に到着。
駅近くのビジネスホテル(大浴場付き)にチェックインし、夕食は「ほづみ亭」にて、宇和島の海の幸に舌鼓を打ちました。
〔⑤宇和島城と伊達博物館 へ続きます〕


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