早春の陽光輝く伊豆 ②滝知山展望台と網代温泉「松風苑」
小田原からは、箱根新道→箱根峠→熱海峠→伊豆ＳＬ（スカイライン）と山上の道を走ります（平成29年１月中旬）。
路肩には、一週間前（１月上旬）に降った大雪の名残が……。
ただ、当日は晴れの日中ということもあり、雪や凍結の心配なく走行できました。
※ 箱根峠やその周辺にはライブカメラが設置されていますので、ネットで降雪・積雪状況をリアルタイムで確認することが可能です。
伊豆半島の脊梁を走る伊豆ＳＬは、眺望に優れた道路です。
中でも、二大絶景スポットを挙げるとすれば、富士山を正面に望む玄岳（くろたけ）駐車場と、富士に加えて左右に二つの海（相模湾と駿河湾）を一望できる滝知山（たきちやま）展望台でしょうか。
本日は、滝知山展望台に立ち寄りました。
※ 北側（箱根側）から来た車は、右折して進入することになります。
（滝知山展望台から望む冬の富士です。）
（同じく相模湾に浮かぶ初島です。眼下には熱海市街もハッキリと見えました。）
温暖な伊豆とはいえ、１月の山上は冬まっただ中……。
絶景も早々と切り上げ、本日の宿、網代温泉「松風苑」へと向かいます。
伊豆ＳＬを山伏峠出口で降り（通行料：熱海峠→山伏峠320円）、急な坂道を下りきると、山上とは別世界の陽光に包まれた「松風苑」に到着です。
宿前に咲く寒桜の一種・熱海桜（糸川桜）は、既に見頃を迎えていました。
「松風苑」の前身は、佐野常民伯爵（佐賀藩出身、日本赤十字の祖）の別邸。
斜面に築かれた四千坪の庭園に期待していましたが……
手入れが行き届かないのか、はたまた手を加え過ぎ（改変し過ぎ）なのか、荒れている印象でした(T-T)。
松風苑の泉質は、ph9.5のアルカリ性単純泉。
サッパリとしつつも、やや肌にまとわりつくようなトロミを感じる美肌の湯でした。
〔③爪木崎の野水仙 へ続きます〕
