2016年9月16日

根津記念館 鉄道王の故郷

甲府での本業は無事終わりましたが、夜も更けたので、当日は宿泊(平成28年9月中旬)。
翌日、東京への帰途、根津記念館に立ち寄りました(山梨県山梨市、入館料300円、月休)。
根津記念館は、東武鉄道社長などを歴任し、「鉄道王」と呼ばれた根津嘉一郎の生家です。
昭和初期の近代和風建築と庭園を、根津家から寄贈を受けた山梨市が整備復元し、平成20年から公開されています。
建物のうち「長屋門」「旧主屋」「土蔵」は、国登録有形文化財に指定されています(公式パンフより)

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(写真は、前庭と復元された「青山荘」玄関)
青山荘から望む庭園「笛吹川」です。
嘉一郎の大磯別荘から移植された黒松「大磯の松」を中心とする池泉回遊式庭園です。

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青山荘と旧主屋に囲まれた中庭も、落ち着いた美しさです。

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旧主屋の二階は、渋い色調の数寄屋造り。

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展示棟「八蔵」では、嘉一郎の生涯と業績が、パネルや手紙等で紹介されています。
中でも、嘉一郎の遺した「成功は誠意と努力に在り」という言葉には、普遍的な真実を感じました。

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なお、東京青山の根津美術館は、嘉一郎が収集した美術品を展示するため、その私邸跡に建てられたものです。
〔玉堂美術館 巨匠の日本画と庭園 へ続きます〕


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