2016年7月10日
夏の髙梨氏庭園と花田苑
梅雨の晴れ間に、近場で庭園巡りをしました（平成28年７月上旬）。
まずは、千葉県野田市にある髙梨氏庭園（上花輪歴史館）へ。
近年、千葉県初の国名勝に指定されました（月火・12月中旬～2月・8月休、入館料500円）。
髙梨家は、醤油醸造で栄えた家です。
なんと将軍家御用達。
徳川12代将軍家慶が江戸川を渡河した際には、松戸側の責任者として、舟橋を掛ける費用の一切を受け持ったそうです。
建物内部は通常公開されておらず、庭園内を散策することもできません（入口まで）。
庭園を主目的に訪れた橙としては、多少消化不良ですが、予約すれば建物内部は見学できるようです（木金土のみ、呈茶付き、入館料込み1500円）。
続いて、埼玉県越谷市にある日本庭園・花田苑へ（入苑料100円）。
平成期の真新しい庭園ですが、大名庭園（風）のツボを押さえているので、気持ちよく散策できます。
なお、隣接する能楽堂も無料で見学できます。
既に、紫陽花やヤブカンゾウの見頃は過ぎていましたが……、
大泉水のスイレンや、
トンボに、夏を感じることができました。
当日は休日でしたが真夏日……。
いずれの庭園も、見学者はまばらでした（こんな日に出歩かない皆さん、賢明だと思います）。
ただ、水分補給に着帽、虫除けスプレーなどの対策をとれば、静かに庭園を見学できる季節なのかもしれません。
〔終〕
