2015年5月11日

鳥取まで ①近江孤篷庵と賤ヶ岳古戦場

平成26年のGW、鳥取までの往復ドライブを敢行した記録です(平成26年4月下旬)。
初日は早朝の出発。
新東名をスイスイ走り、昼前には最初の目的地、近江孤篷庵(滋賀県長浜市)に到着しました。
近江孤篷庵は、この地の旧領主・小堀家(小堀遠州の子孫)の菩提寺です。
京都にも「孤篷庵」があるので、こちらは「近江」を冠します。

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新緑に光り輝くお庭です。

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「遠州好み」の庭といわれます。ちなみに、拝観者は橙一人……

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続いて、十数年ぶりの賤ヶ岳古戦場へ。
山麓の駐車場から、リフトで楽々登れます。

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賤ヶ岳は、琵琶湖(写真下)と余呉湖(写真上)に挟まれているため、二つの湖が一望できます。
琵琶湖の北端はフィヨルドのような地形です。
葛籠尾崎(つづらおざき)が湖に落ちた先に、竹生島(ちくぶしま)が浮かんでいます。

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賤ヶ岳山頂から、大岩山にある中川清秀の墓まで、尾根伝いに歩きます。
これが大誤算でした。
往復2㎞程度と思っていたら、実際は5㎞……

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中川清秀は荒木村重の家臣でしたが、村重を裏切って生き延びます。
賤ヶ岳の戦いでも、勝ち組の秀吉側に参戦。
しかし、佐久間盛政の猛攻を受け、大岩山で戦死しました。
彼の生き様を知るには、小説「反逆」(遠藤周作 著)がお勧めです。
強き者(村重、信長、秀吉)に靡いてしまう激情家……そんな彼が、この絶体絶命の大岩山で、実に人間味溢れる行動に出ます。
本日の宿は、木ノ本駅前の「鈴乃屋清泉閣」
お風呂は貸切制の天然石温泉です。想定外のハイキング山歩きによる足の痛みもとれました。
清潔感にも溢れ、湖北の史跡巡りの際には、お勧めの宿です。
〔②天狗党終焉の地・敦賀 へ続きます〕


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