真夏の霊泉 ③霊泉寺温泉「和泉屋旅館」
信濃追分を後に、R18から旧丸子市街へ(令和4年8月上旬)。
法住寺虚空蔵堂を拝観します(長野県上田市、境内自由、無料駐車場あり)。
室町時代の美しい檜皮葺のお堂(国重文、日本遺産)。
堂内には、これまた美しい厨子(同上)も収められていました。
虚空蔵堂から、本日の宿、霊泉寺温泉「和泉屋旅館」(日本秘湯を守る会加盟)はすぐです。
霊泉寺の温泉街は、現在4件ほどの温泉宿と共同浴場が営業しているだけで、コンビニはおろか、食堂等もありません。
お世話になる「和泉屋旅館」も、見るからに年季の入った宿ですが、それは表面上。
一人泊にも関わらず、案内された部屋は広々とした二間の清潔なお部屋でした。
水回り(部屋の洗面、ウォシュレットトイレ、大浴場の脱衣所等)も最新式にリニューアルされており、気持ちよく過ごすことができました(*^o^*)
閑話休題。
入浴です。
当館の浴場は、全て源泉掛け流し。
泉質は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉。
pH8.2。
やわらかく、つつみこまれるような理想のアルカリ泉です(*^▽^*)
特に、露天風呂は、ほぼ人肌のぬる湯。
真夏の午後、蝉の声を聞きながら、ぬる湯につかるのは最高の贅沢です(*^▽^*)
こちらは家族風呂。
鍵が空いていれば入れます。
変わった形の浴槽に、源泉ぬる湯がドバドバ掛け流されており、一番のお気に入りとなりました(*^o^*)
※浴場の写真は、全て他の入浴者がいない状況で撮影したものです。
さて、当館は、(美人)若女将が全ておいてテキパキされており、非常に好感が持てました。
夕食も、鮎の塩焼き、馬刺し、山菜の天麩羅(山椒塩)などの逸品が並びます。
ただ、最後にすき焼きはやり過ぎでしょう。
他の宿泊客の方×2は、「食べきれないので朝食に」とリクエストされていました。
個人的には、信州蕎麦の方が嬉しく思います(ワガママ)。
総じて、大満足の秘湯の宿でした。
秋にはマツタケ料理が並ぶそうですので、是非その季節に再訪したいと思います。
(霊泉寺温泉の由来となった霊泉寺。宿から歩いて行けます。)
〔④信濃国分寺(八日堂) へ続きます〕