2022年7月2日
京都 紅に華やぐ ④浄住寺と正伝寺
竹の寺 地蔵院のすぐ南に、紅葉の美しさで知られる葉室山浄住寺があります(京都市西京区、令和3年11月下旬)。
通常非公開の寺院ですが、秋の特別公開中でした(拝観料800円)。
紅葉に覆われる本堂への石段(*^▽^*)
回廊には時を告げるための魚ほう(「ほう」は木偏に邦)が吊されていました。
そう、ここは黄檗宗の寺院です。
方丈庭園です。
方丈内は撮影禁止ですが、庭園の撮影は可能でした。
なお、この方丈は、「伊達騒動」で知られる伊達綱村が幼少期を過ごした屋敷を寄進・移築されたものと云われています(公式パンフより)。
(方丈前のドウダンツツジの紅葉)
苔寺・すず虫寺前バス停に戻り、バスを乗り継いで、洛北西賀茂の正伝寺を目指します(京都市北区、拝観料400円)。
ふと、「獅子の児渡し庭園」を見たくなったためです。
白砂にサツキの刈込で七五調を表現した枯山水庭園。
借景の比叡山は夕陽を浴びて茜色に輝いていました。
方丈は伏見城の遺構(国重文)。
血天井でも有名ですが、その下から庭園を眺めているのは橙一人……
この静寂を味わいたいために、何度でも訪れたくなる正伝寺です。
夜はMさんと合流し、何度目かの「二条有恒」で秋の旬をいただきました。
〔⑤当尾の岩船寺 へ続きます〕