2022年1月16日

能登半島一周 ③能登金剛と天領黒島

和倉温泉で迎えた2日目の朝(令和3年11月上旬)。
本日はまず、能登半島西岸の景勝地能登金剛を目指します(石川県志賀町)。

駐車場(無料)前の売店で乗船券を購入し、長い石段を下ると(杖の貸出あり)、能登金剛・巌門めぐり遊覧船乗り場に到着(乗船料1200円)。
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約20分間の遊覧クルーズに出発です。
なお、能登金剛の景勝美を楽しむには左側の座席がお勧めです。

巌門が見えてきました!
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海の色はエメラルドグリーン。
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巌門の奥まで入ることはできませんでした(T-T)が、あっという間の20分。
楽しい遊覧船クルーズでした(*^o^*)

下船後、海岸美を楽しみながら、能登半島西岸をしばらく北上すると、
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(能登二見こと機具(はたご)岩)

黒瓦と黒板壁(下見板張り)の家並みが見えてきます。
そこが、能登天領 黒島の町並みです(国重伝建、無料駐車場あり、石川県輪島市)。

さて、加賀100万石(前田家)の領内である能登に天領(幕府直轄領、約1万4000石)が存在したのは何故でしょう?
土方家(前田家の親戚)が領地交換によって能登に所領(能登国内に散在)を得ましたが、後に改易されてしまい、天領とされたためです。

閑話休題
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旧角海(かどみ)家住宅を訪ねます(国重文、月休・年末年始休、入館料320円・黒島天領北前船資料館とのセット割引あり)。
天領黒島の代表的な廻船問屋住宅です。
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(店の間)

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(離れと望楼の間)

平成19年の能登半島地震で大きな被害を受けましたが、輪島市に寄贈の上、同23年に復原工事を終えたそうです(公式パンフより)
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(台所と蔵を結ぶ下流し)

住宅の裏は、直ぐ海でした。
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旧角海家住宅の方にご案内いただき、黒島天領北前船資料館へ(月休・祝祭日の翌日休・年末年始休、入館料300円・旧角海家住宅とのセット割引あり)。
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北前船の資料はもとより、毎年8月17日、18日に開催される天領祭の曳山2基がいずれも天守閣風で素晴らしいものでした!※館内撮影禁止のため、写真はありません。

黒島を一望できる眺望スポットに立ち寄った後、
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旧門前町の「能登手仕事屋」で昼食を。
美味しい手打ち蕎麦をいただきました(*^o^*)

その後は、穴水・能登空港経由のロングドライブ。能登は道が良いですね。
到着した先は見附島(軍艦島)です(石川県珠洲市)。
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大迫力でした(*^o^*)

さて、本日の宿は、よしが浦温泉「ランプの宿」です。
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(部屋から眺めた日本海。かすかながら佐渡の島影も見えました。)

予約が非常に取りにくくく、お値段も張る宿ですが……
部屋は薄い壁一枚の長屋造り、肝心の温泉も全く塩味がしない&温まらないなど、色々と?な点が。
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なお、食事は合格点、ロケーションは最高だったことを申し添えます。

〔④上時国家 へ続きます〕


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