2021年11月1日

群馬県立歴史博物館 国宝と猫絵

上州の秘湯からの帰り道、群馬県立歴史博物館を訪ねました(令和3年8月下旬、群馬県高崎市、常設展示観覧料300円、月休・年末年始休)。
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まずは、国宝展示室(常設展示)へ。
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綿貫観音山古墳から出土した埴輪や副葬品を展示しています。
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令和2年3月に一括して国宝指定されました。
できたてほやほやの国宝です。
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写真も撮り放題!
※動画やフラッシュ、三脚等の使用は禁止です。
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夜景モードで撮影すると、フラッシュ等なしでも、それなりの出来映えに。
このような理解のある博物館が増えてきて、嬉しく思います(^-^)
他の常設展示(群馬県の原始~近現代)も非常に充実していました。
続いて、当日開催されていたテーマ展示「新田猫絵」の部屋へ(常設展示観覧料で観覧可)。
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「新田猫絵」とは、
・江戸期、上州(群馬県)やその周辺地域(信州、武州)は養蚕が盛んだった
・養蚕(カイコ)の天敵はネズミ
・ネズミの天敵は猫
・ただ、当時の猫は高価で、なかなか飼えなかった
・替わりに「猫絵」を
・特に、新田岩松家の歴代当主が描いた「新田猫」はネズミ除けの効果が高い(と信仰された)
ことから広まったものです(公式パンフより)
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かわいいですね(*^o^*)
なお、新田岩松家は新田義貞の嫡流と伝わる名家ですが、江戸期は貧乏旗本でした。
石高わずか120石。
「新田猫絵」を描くことで糊口をしのいでいたようです(一種の副収入)。
明治維新を機に家運が開け、一躍、男爵となりました。
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最後に、企画展「古墳大国群馬へのあゆみ」の部屋へ(企画展観覧料700円※常設展示も観覧可)。
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こちらも国重文を含む充実の展示ながら、原則撮影自由でした。
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当日は企画展限定のクイズラリーが実施されていました。
全問正解すると、記念品(選べる限定オリジナル缶バッジ)を貰えるそうです。
基本お子様向けでしたが、受付の女性に「大人の方も多数参加されてますよ。」と言われて、ついつい参加してしまった橙……
無事、缶バッジをゲットしました(о´∀`о)
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〔終〕


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