2022年6月5日

津軽と下北 ⑧むつ湾フェリーと下風呂温泉「さが旅館」

津軽半島から下北半島までショートカットすべく、蟹田港から脇野沢港までむつ湾フェリー「かもしか」に乗船しました(令和3年6月下旬、青森県外ヶ浜町・むつ市、4m未満車両片道乗船料+運転手1名分旅客運賃8900円、各種割引あり)。
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船窓からは、津軽・下北両半島はもちろん、遠く八甲田連峰まで望むことができます。
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毎年5月前後にはイルカにも出会えるとか。
ただ、流石に6月下旬では遅すぎたようです(´д`)
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鯛島が見えると、脇野沢港に到着。
約1時間の船旅でした。
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さて、本日の宿は、下北半島を北上した海っぱたにある下風呂温泉「さが旅館」です(青森県風間浦村)。
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早速、ヒバ造りの浴槽へ。
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※ 浴場の写真は、他の入浴者がいない状況で撮影したものです。
泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
アルカリ泉でありながら、硫化水素臭のする白濁した高温泉です(泉温78.8℃、pH7.40)。
当日は熱過ぎて、加水なしでは入れませんでした(´・д・`)
文豪・井上靖が「ああ、湯が滲みて来る。……俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる。」(小説「海峡」の一節)と嘆じた湯そのものです。
部屋の窓からは、津軽海峡と北海道を望むことができます。
夕食には、地魚やアワビなど北の海の幸が並びました(*^o^*)
なお、宿から少し歩くと、旧国鉄・大間線(未成線)の鉄道アーチ橋がメモリアルロード&足湯として整備されていたりもします。
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「さが旅館」さんを含む下風呂温泉街は、令和3年夏の豪雨災害で甚大な被害を受けましたが、復興を遂げつつある模様です。
是非再訪したいと思います。
〔⑨大間崎と仏ヶ浦 へ続きます〕


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