2021年7月24日

洛中の名庭 ③相国寺開山堂「龍淵水の庭」

旅の最後に、「春の特別拝観」開催中の相国寺を訪ねました(令和3年5月上旬、京都市上京区、拝観料800円)。
堂内は撮影禁止ですが、庭園の撮影は可能です。
拝観受付を済まし、まずは法堂へ。
「蟠龍図」(伝狩野光信作)の下で鳴龍体験(楽しい)!
続いて方丈へ。
「方丈裏庭園」は立体感があり、なかなかの見ごたえです。
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いよいよお目当ての開山堂庭園へ。
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眼前に白砂の広々とした庭園が広がります(*^▽^*)
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一見、普通の枯山水庭園のようですが、かつては庭の左側からほぼ直角に曲がり奥を横切る形で「龍淵水」が流れていました(写真の石組みが水路に相当します。)。
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つまりは、枯山水と山水の複合庭園=「龍淵水の庭」
視覚的にもミルフィーユのような重層性を感じられる庭園です(*^o^*)
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この非常に珍しい庭園は、「龍淵水」がかつて鴨川から引かれ、その先は京都御所まで続いていたという点を含め、NHK「ブラタモリ」でも紹介されています(*^▽^*)
当日はGWとは思えないほどの炎暑の一日でした(;’∀’)
もう一箇所…という思いもありますが、丁度やって来たクーラーの効いた市バスに乗り込み、そのまま帰京することとします。
〔洛中の庭園 終〕


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