2021年5月15日

風薫る若狭へ ①青岸寺、龍潭寺とお浜御殿

GW前半、新緑を求めて、湖北から若狭、洛中の庭園を訪ねました(令和3年4月下旬)。
初日は雨の一日です。
米原駅からレンタカーで、まずは駅近くの青岸寺へ(滋賀県米原市、火休・第4月休、拝観料300円)。
国名勝庭園は新緑に輝いていました。
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本来は枯山水庭園なのですが、雨降り後は池泉庭園に変貌します。
そのため、池の底に相当する部分は苔の緑に覆われていました。
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次に、彦根・佐和山の麓にある龍潭寺へ(滋賀県彦根市、年中無休、拝観料400円)。
趣の異なる二つの名庭がある寺です。
方丈南庭「ふだらく(補陀洛)の庭」です。
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中央の立石が観音、白砂が大海で、舟に見立てた石とともに補陀洛渡海を表現しています。
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もう一つは、書院東庭「鶴亀蓬莱庭園」です。
小堀遠州の作で、佐和山を借景にしています。
写真には写っていませんが、山藤も見事でした。
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なお、滞在中の拝観者は私こと橙のみ……
続いて、特別公開中の旧彦根藩松原下屋敷(お浜御殿)庭園へ(滋賀県彦根市、国名勝、春秋に特別公開あり、無料、臨時の無料駐車場あり)。
雨中テントの下で、市役所職員の若い男性が一人で受付をされていて、「雨の中、ありがとうございます。」と笑顔でご挨拶いただきました。
「こちらこそ、特別公開していただき、ありがとうございます。」とお返ししました。
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同じく国名勝庭園の玄宮園と比べると、未整備の感が否めません。
また、庭園部分のみの公開で、(老朽化した)建物内には入れません。
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しかし、池泉、モミジ、灯籠そして庭石いずれも一級品で、整備すれば素晴らしい庭園になるものと思います。
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受付の男性に「素晴らしい庭園でした。」と感想を伝え、庭園を後に(なお、滞在中は橙の貸切状態でした……)。
雨足が強くなってきたので、彦根城と玄宮園は諦め、湖岸道路を北上します。
途中、姉川北岸の「第一旭 特製ラーメン」で昼食のラーメンを。
偶然発見したお店ですが、言わずと知れた京都の銘店「第一旭」のフランチャイズ店。
味は本店と遜色ないもので、美味しゅうございました(*^o^*)
初日の最後に、渡岸寺観音堂(向源寺)を訪れます(滋賀県長浜市、拝観料500円、隣接する「観音の里歴史民俗資料館」の無料駐車場を利用)。
橙は、実に3度目の訪問です。
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収蔵庫で、国宝の十一面観音立像に対面。
わずかに腰をひねった、おそらく日本一美しい十一面観音。
背後からも拝観できるようになっており、後頭部の最後の一面「暴悪大笑面」は何度見ても鳥肌が立ちます……
時間に余裕があるので、高速には乗らず、木之本→敦賀→美浜と下道(国道)を走り、15時過ぎには本日の宿に到着しました。
〔②虹岳島温泉「虹岳島荘」と三方五湖 へ続きます〕


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