2021年7月23日

風薫る若狭へ ④蘇洞門めぐりと旧秀隣寺庭園

古寺巡礼の後は、小浜市中心部の「若狭フィッシャーマンズワーフ」から蘇洞門めぐり遊覧船に乗船します(令和3年4月下旬、福井県小浜市、国名勝、料金2000円、公式HPに10%割引券あり※訪問当時の情報です。)。
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「蘇洞門(そとも)」の語源としては、若狭湾の外側=「外面」、半島の背面=「背面」など諸説あるとか……(公式パンフより)
遊覧船は、若狭湾から外海に出て、数々の奇岩・景勝を進行方向右手に眺めながら、
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「夫婦亀岩」
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「白糸の滝」
一番の見所「大門・小門」へ到着です。
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左が「大門」、右が「小門」。
大門の中には滝も見え、波が穏やかな時は大門の中まで遊覧船を乗り入れるそうですが、当日は無理とのアナウンス……
外から眺めるだけに終わりました(´д`)
しかし、たまには遊覧船もいいものです。
期待以上の楽しい時間を過ごすことができました(*^o^*)
下船後は、小浜から鯖街道(R303→R367)を南下して、朽木の興聖寺へ(滋賀県高島市、拝観料300円、年中無休)。
境内には、室町末期に戦乱の京から避難してきた室町幕府12代将軍・足利義晴のために作庭された旧秀隣寺庭園があります(国名勝)。
橙は2度目の訪問となります。
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(訪問当日は散り椿が彩りを添えていました(*^▽^*))
その後、息子の13代将軍・足利義輝も当地に避難・滞在する羽目に……
その様子は2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」でも描写されていました。
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現在は池泉廻遊式の庭園。
名石群やモミジ、老椿が絶妙に配置された優美かつ幽玄な庭園です。
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本堂では、ご住職夫人に当寺の歴史をご説明いただき、本尊の釈迦如来坐像(国重文、平安後期の定朝様式、檜の寄木造り)を拝観させていただきました。
こんな時期に、ありがとうございました。
その後は堅田駅でレンタカーを乗り捨て、湖西線で京都駅へ。
時節柄、飲食店はどこも夜間営業していないため、四条西洞院のホテルでおとなしく過ごしました……
〔洛中の名庭 ①妙覺寺「法姿園」 へ続きます〕


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