伊豆の踊子の宿 湯ヶ野温泉「福田家」
「不要不急」の外出自粛が呼びかけられて久しい昨今……
本業での出張、伊豆半島、マイカー移動、そして休前日という条件が重なりましたので、久しぶりに温泉宿で心身を癒やすことにしました（令和３年１月下旬）。
本日の宿は、湯ヶ野温泉「福田家」です（静岡県河津町。日本秘湯を守る会加盟）。
文豪・川端康成が「伊豆の踊子」を執筆し、その舞台としても登場する老舗温泉旅館。
宿の前には川が流れており、駐車場からは歩行者のみ通行可能な橋を渡ります。
いきなり、橋の欄干をリスが駆け去っていき、大層驚きました(ﾟдﾟ)
※後ほど、宿のご主人に伺ったところ、外来種の台湾リスで、繁殖して困っている、とのことでした……
手指消毒と検温を経て通された部屋は、川端先生が泊まられた部屋ではなく、その隣の映画「伊豆の踊子」の撮影に使用されたという二階の一室。
昔ながらの二間ですが、リフォームは完璧。
畳は新しく、綺麗なウォシュレットトイレがあり、部屋鍵も掛けられますヾ(＾v＾)k
早速、温泉を。
男女入替制の関係上、まずは、露天併設の岩風呂へ。
当旅館の泉質は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉。
源泉掛け流しで、加水加温等は一切なし。
そのため、内湯は適温でしたが、露天風呂は（冬期だからでしょう、）ぬる過ぎて早々に退散しました……(´д｀)
夕食後は、当旅館自慢の榧（かや）風呂へ。
榧の香り漂う素晴らしい浴場です。
浴場のデザインも秀逸で、湿度も最適。
翌朝までの間に三度も入浴しました(*⌒▽⌒*)
最後に。このような時節に、東京からの旅人を泊めていただいて、ありがとうございました。
館内移動の際は常時マスクを着用し、一人泊なので会話もなく、おとなしく過ごしていたつもりです。
なお、当日の宿泊客は私を含めて２組。食事処は完全個室で、入浴時はいずれも貸切状態でした。
〔終〕
