真夏の雲見紀行 ③かんなみ仏の里美術館とMOA美術館
雲見温泉の朝は夏晴れで明けました。本日も暑くなりそうです(令和元年8月上旬、静岡県松崎町)。
(雲見港 牛着岩)
朝食後、雲見で(二日連続の)ダイビングをされるMさんと別れ、Nさんと宿を発ちます。
(昨日の千貫門のような)「脚の痛くなる場所には行かない」が約束事ですw
まずは、近くの石部(いしぶ)の棚田へ。
棚田と夏の海との競演です。
続いて、毘沙門天立像など運慶作・国宝五体の仏像群がある願成就院へ(静岡県伊豆の国市)。
ところが、まさかの臨時休観……
気を取り直して、かんなみ仏の里美術館へ向かいます(静岡県函南町、火休・年末年始休、観覧料300円、JAF割100円引)。
阿弥陀三尊像(国重文・鎌倉期・慶派作)を初め、美術館の前身「桑原薬師堂」に伝来した仏像群を、最新の視覚効果を備えた展示室で拝観できました。
※館内の写真撮影は不可
そろそろお昼時。
Nさんがスマホで探してくれた「丹那そば 亮月」で、絶品のもりそばと自然薯を頂きましたw
ここまで来たら熱海は目前。
MOA美術館へ向かいます(静岡県熱海市、木休・年末年始休、入館料1600円、JAF割200円引)。
橙は2度目の訪問です。ただ、前回訪問時とは大きな変更点がありました。
平成29年(2017年)2月のリニューアルオープンを機に、個人利用に限ってではありますが、国宝を含むほぼ全ての展示物が写真撮影可となったのです(但し、フラッシュ・三脚・一脚・自撮り棒は使用禁止。撮影禁止の展示物についてはその旨掲示があります。)。
SNS等による宣伝効果を期待してのことかもしれませんが、美術館としてはかなり思い切った決断で、嬉しい限り。
それでは、MOA美術館の素晴らしい展示物(所蔵品)をご覧下さい。
秀吉の「黄金の茶室」 再現
尾形光琳作 紅白梅図屏風 国宝
野々村仁清作 色絵藤花文茶壺 国宝
他にも名作銘品が多数展示されていました。
メインロビーからの眺めも、息を呑む美しさ。
ところで、訪問当日は「井上涼 展」という企画展も開催されていました。
子どもにも美術をわかりやすく、というコンセプトのようでしたが……
彼の手にかかると、国宝「紅白梅図屏風」も、こうなるようですw
最後に、Nさん・Mさん、夏の暑い盛りにお付き合いいただき、ありがとうございました。
〔真夏の雲見紀行 終〕