2020年1月30日

師走の駿河 ②梅ヶ島温泉「湯の島館」

本日の宿は、梅ヶ島温泉「おもいでの宿 湯の島館」です(令和元年12月中旬、静岡市)。
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(梅ヶ島の温泉街。手前の川は安倍川です。)
梅ヶ島温泉は、静岡市内とはいえ、市の中心部からは約46㎞、軽く1時間を要します。
そこに至る県道にはすれ違い困難な箇所もあり、安倍川の源流部で南アルプスも至近。つまりは秘湯です。
午後4時過ぎにチェックイン。卵形のハンモックが置かれた小綺麗な部屋へと案内されます(館内は最近リニューアルされている模様)。
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(卵形ハンモックからの眺め。脱力ですw)
早速、温泉を。
「湯の島館」に大浴場はなく、「風」「林」「火」「山」という4つの貸切風呂のうち空いているところに入る、という仕組みです(宿泊者無料)。
少ない部屋数(6室)だからこそ、可能な仕組みでしょう。
なお、風林火山という浴場名は、梅ヶ島温泉が信玄の隠し湯であること(戦国期には金山で栄え、今川家との争奪戦を経て武田領となりました)に由来しています。
まずは、「林」の湯へ。
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桧の丸湯船と畳の湯上がり処を備えた、一番広い浴場でした。
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泉質は、単純硫黄泉
硫化水素臭が仄かに香るなめらかな湯です。
続いて、「山」の湯へ。
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こちらは、半露天の洞窟風呂。
青い伊豆石とライティングのため、「青の洞窟」といった感じです。
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一風呂(二風呂?)浴びた後は、夕食です。
かつては客室だったと思われる個室での食事となります。
焼津直送お造り(まぐろ・天然ぶり・きはた・金目鯛)から始まり、まるごとトマトのグラタンなど、地産品に一手間掛けた逸品が並びます。
中でも、駿河軍鶏のすき焼きは、抜群の美味(*^o^*)
〆のご飯も新潟・魚沼産コシヒカリを使用。文句なしです。ご馳走様でした。
しばらく休憩してから、「火」の湯へ。
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赤い壁の浴室に、方形の湯船。
それにしても、よく暖まる湯です。
山間の秘湯ですので、師走の夜は流石に冷えます。
翌朝は、冷気の中、最後の「風」の湯へ。
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こちらは畳風呂。ただ、湯船が浅い盥なので、少し入りづらかった……。
手前に蓋をした桶風呂が二つ並んでいましたが、そちらには入りませんでした。
朝食は、焼き魚を初めとした食欲そそる健康的なもの。
さて、「湯の島館」は大手宿泊サイトで満点近い高評価を獲得されています。
橙が実際に宿泊した感想としても、高評価に偽りなし。温泉・食事・部屋・接客の全てにおいて極上の温泉宿でしたw
チェックアウト後は、温泉街の温泉湯滝周辺を散策。
レンタカーで、もと来た道を戻りました。
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〔③三保松原 へ続きます〕


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