2018年8月5日
越後下関の渡邉邸
本業で新潟県村上へ出張した際に、渡邉邸を訪れました(平成30年7月中旬、新潟県関川村、参観料600円、年末年始休)。
渡邉邸は、米沢街道・越後下関(現:関川村)の大庄屋兼豪商(廻船業・酒造業)。
財政難に苦しんでいた米沢藩に大名貸しも行っていました(公式パンフより)。
母屋と土蔵は国重文、庭園は国名勝に指定されています。
平成27年4月には、6年間に及ぶ平成の大修理が完了し、公開が再開されています。
当日は猛暑日……。それでも、虫燻しのため、囲炉裏には火がくべられていました。
母屋の屋根は、石置木羽葺(いしおきこばぶき)屋根と呼ばれるもの。
一見危うそうですが、堅固な屋根で、地震や台風で飛ばされたりしたことはないそうです。
土蔵は現在6棟残っています。
平成7年には、NHKドラマ「蔵」のロケ地にもなりました。
観覧後は、お抹茶を一服(菓子付き500円)。
お菓子は、鮎の形をしていてました(*^_^*)
最後に、渡邉家の「家の掟」から少々抜粋します。
一、服装は原則木綿を着用。他人が贅沢なものを着ていても、恥ずかしいことではない。
一、主人を諫める家臣を憎んではいけない。
一、寄る辺のない人を救済しなさい。
……渡邉家が、何故現代まで続いてきたのか、解る気がしました。
〔瀬波温泉「椿の宿 吉田や」 へ続きます〕