2017年10月24日
十月の京都東山 ②東福寺の名庭
京都2日目の朝。
「五大老会」のメンバーは、各自の目的地へ散ってゆきます(平成29年10月中旬)。
橙は、三条から京阪電車に乗って、東福寺を訪れました。
紅葉で有名な東福寺ですが、美しい庭園が多数ある寺院でもあります。
まずは、方丈庭園へ(拝観料400円)。
方丈の東西南北に4つの庭(いずれも重森三玲作の昭和の名庭。国名勝)が配されており、なかでも北庭の小市松が白眉です。
当日は小雨舞うあいにくの天気でしたが、庭の苔(ウマスギゴケ)は生き生きとしていて鮮やかな緑を見せてくれました。
方丈からは、通天橋を望むこともできます。
周囲のモミジは、早くも色づき始めていました。
続いて、塔頭の光明院へ(拝観志納=約300円)。
光明院の庭園「波心庭」も、重森三玲の作。
紅葉の時期は特に美しく、JR東海のCMにも使用されました。
最後に、塔頭の芬陀院(ふんだいん)へ(拝観料300円)。
雪舟作と伝わる「鶴亀の庭」があります。
シンプルながら去りがたい……そんな枯山水庭園です。
本日はこれで打ち止めとし帰京しましたが、東福寺にはまだまだ名庭があります。
特に、紅葉の時期に特別公開される龍吟庵(りょうぎんあん)の西庭「龍門の庭」(やはり重森三玲の作。なお、方丈も国宝)は、是非訪れたいと思っています。
〔終〕