2017年5月29日
風薫る伊予 ②二之丸史跡庭園と萬翠荘
(写真は、萬翠荘2階から眺めた正面階段踊り場のステンドグラス)
松山城大手門跡から黒門口登城道を徒歩で10分程下ると、二之丸史跡庭園があります(入園料200円、12月第3水休)。
此所は、文字どおり、松山城二之丸跡を平成4年に史跡庭園として整備したもの。
初夏の園内は、藤の花や、
燕子花(カキツバタ)で彩られていました。
二之丸史跡公園から、愛媛県庁の前を通り過ぎると、萬翠荘 (ばんすいそう)があります(国重文、観覧料300円)。
此所は、旧松山藩主・久松松平家が大正11年(1922年)に築いたルネサンス様式の洋館(公式パンフより)。
邸内は、ロココ調のインテリアとステンドグラスで彩られています。
冒頭の写真はその代表格。後の昭和天皇が皇太子時代に座した椅子から眺めた光景です。
(階段下から仰ぎ見ると、こんな感じです。)
萬翠荘の入口には、「坂の上の雲ミュージアム」があります。
入館はしませんでしたが、萬翠荘の観覧を終え、外に出ると、ミュージアムの4階テラスが開放され、声楽とバイオリンの演奏会が行われていました(後で調べたところ、開館10周年記念イベントだった模様)。
演奏曲は、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のエンディング(作曲:久石譲さん)。
熱中症になりかけた暑い一日でしたが、この名曲をタダで聴くことができたお陰か、はたまた道後の名湯に浸かったお陰か(当日の宿は、道後温泉「大和屋本店」)、翌朝には頭痛もなくなり、爽やかな目覚めでした。
〔③大洲城 へ続きます〕