早春の陽光輝く伊豆 ⑤柿田川湧水群
3日目。最終日です(平成29年1月中旬)。
三養荘の庭園見学を終えた後、柿田川公園(静岡県清水町)を訪れました。
ここは、富士山の伏流水が大量に湧き出ている柿田川湧水群のある公園(見学無料。駐車料金200円)。
階段を下った第1展望台から望むと、此所彼処で、河床の砂を吹き上げ、大量の清水が涌き出ています(「わき間」と云うそうです)。
透明度も抜群!
ここから柿田川が始まる訳ですが、驚いたのは交通量頻繁なR1のすぐ脇(崖下)にあることです。
(写真では解りにくいかも知れませんが、これ↑も「わき間」です。河床の砂が灰色で、色の濃い箇所が湧き出ている部分です。)
さらに驚いたのは、この場所にはかつて、大量の湧水を求めて進出してきた工場が立ち並んでいたということです。
下の写真は、第2展望台から望んだ「わき間」ですが、円形の枠は工場の井戸であったことの名残です。
柿田川は、工場排水のため水質悪化が進み、汚れた川だったそうです。
それをここまで回復させ、また維持されている地元有志の方々に敬意を表します(見学無料ですが、現地で説明してくれた環境NGOの方に、環境維持のため些少の募金をしました。)。
さて、いろいろと考えさせられた柿田川公園でしたが、両親は想像していた場所とは違うと言います。
おそらく、同じく富士の湧水で有名な涌玉池(富士宮市)あたりを指しているのだと思いますので、今度はそちらへ連れて行きたいと思います。
柿田川湧水群の見学はアップダウンが続きますので、適度な運動になります。
ちょうど昼時で、お腹も空いてきましたので、沼津港の海鮮市場へ向かいました。
GSの店員さんお勧めの「丸天」という店で、海鮮丼(両親)や天丼(橙)に舌鼓を打ち、今回の伊豆の旅を終えました。
〔早春の陽光輝く伊豆 終〕