紀の国の庭園 ③和歌山城西之丸庭園
当日の和歌山市中心部はパレードが行われていました(平成28年5月上旬)。
規制を避けながら、本日宿泊するホテルの提携駐車場にレンタカーを駐め、和歌山城へと歩きます。
実に10年ぶりの和歌山城です。
まずは内堀越しに、天守と斜めの御橋廊下を望みます。
(写真には、御橋廊下を下を潜る御堀巡りの船が映り込んでいます。)
御橋廊下は、実際に渡ることができます(無料)。ただ、靴を脱がねばならず、足裏が痛くなる?のでご用心を。
続いて、西之丸庭園(国名勝、無料)へ。
江戸初期の池泉回遊式庭園で、作庭者は小堀遠州とも上田宗箇とも云われています。
上田宗箇といえば、漫画「へうげもの」での古田織部との掛け合い漫才丁々発止は面白いですね。
西之丸庭園は、紅葉の名所で紅葉渓(もみじだに)庭園とも呼ばれています。
そうであれば新緑も美しいはず……。
(写真は、庭園内の「鳶魚閣(えんぎょかく)」)
期待どおりでした。
当日の庭園内では、結婚式の前撮りも行われていました。
(写真は、「上の池」と「御舟石」)
本日の宿は、和歌山城の内堀前にある「ダイワロイネットホテル和歌山」。
城側の部屋を予約しました。
この眺めを楽しみたかったからです。
夜景は、こんな感じです。
なお、平日の日中(開庁時間内)であれば、和歌山市役所14階の展望スペースから、ほぼ同じ眺めを楽しむことができます。
※後日談:和歌山城内に山積みされていたパンフに、「みかん忍者犬と仲間達」という4匹のひこにゃんによく似たキャラクターが印刷されていました。「みかん」「梅」「桃」の3匹の忍者犬までは判別できたのですが、残る一匹・緑色の忍者犬だけがどうしても判別できません。ネット検索しても、何故かヒットすらしません。帰京後に、そのことを同僚のY先生にお話ししたところ、Y先生の迅速なご調査によって、残る一匹は「柿」忍者犬であることが判明しました。和歌山県の名産を忍者と犬でキャラクター化したようですが、売り出していない理由は、「その術を知らないから。」、との回答だったそうです……。
〔④根来寺庭園 へ続きます〕