2015年5月26日
甲州古寺巡礼 ②清白寺と向嶽寺
甲府での本業が遅くまでかかり、急遽一泊することに(平成26年9月上旬)。
折角なので、翌日は、山梨市と旧塩山市の古寺を巡ることにします。
まずは、清白寺へ。甲府盆地は、厳しい残暑が続いていました。
仏殿(国宝)です。檜皮葺の屋根の反りが、乙です。
庫裏(重文)です。サルスベリが紅い花をつけていました。
続いて、塩山の向嶽寺へ。臨済宗向嶽寺派の大本山です。
室町中期建立の中門(重文)です。
左右の土塀は付近で採れた岩塩が練り込まれているそうで、塩築地(しおついじ)と呼ばれます。
本堂背後の山は「塩山(しおのやま)」。
山号と旧市名(読み方は、えんざん)の由来です。
引き続き、恵林寺へ向かいます。
(③恵林寺と放光寺 へ続きます)
塩、敵に送ってもらわなくても間に合っていたのでしょうか。
戦続きでしたので、塩は傷口に塗っていたのかもしれません。
それはともかく、謙信が塩を送ったという道は「塩の道」として残っていますね(糸魚川~松本間)。