2025年4月20日

月と雪の千曲回廊 ①武水別神社と上山田温泉「有田屋旅館」

しなの鉄道 屋代駅で下車し、千曲市のコミュニティバス(大循環線・西回り)に乗車します(令和7年1月下旬、長野県千曲市)。

八幡(やわた)バス停で下車し、武水別(たけみずわけ)神社に参拝。

母の実家に近く、小学生の夏休みに訪れていたので、懐かしい場所です。

本殿には見事な「うづら」の彫刻。名物「うづらもち」(後述)の由来となったそうです。

境内には、「川中島の戦い初戦の地 八幡」の碑が建てられています。
千曲市八幡は善光寺平の南の入口に位置するため、よく戦場となりました(天正壬午の乱では北条氏直軍が布陣しています。なお、長野市の八幡原とは異なる場所です。)。

神社から道路を横断すると、武水別神社神官松田邸です(入館料300円、金土日開館、日本遺産「月の都千曲」の構成文化財)。

復元整備の上、令和5年(2023年)に公開されました。

(水堀 南には冠着山と姨捨の棚田を望むことができます)

主屋には、多数の古文書が展示されています。

(主屋室内)

月見の名所・姨捨に近いことから、和歌のサロンでもありました。淀殿や徳川秀忠が詠んだ和歌等も展示されています。

土塁(上)と御霊屋(下)。神官屋敷に御霊屋があるのは、神仏習合の名残です。

神社の境内に戻り、名物「うづらもち」をいただきました。
米粉たっぷりの白餅でこし餡を包んだうづら形のお餅です。甘すぎず、美味しい(*^o^*)

ふたたび千曲市のコミュニティバスに乗車し、上山田温泉公園バス停で下車。

本日の宿は、上山田温泉「有田屋旅館」です。

年季の入った建物ですが、部屋の洗面とトイレは綺麗にリフォームされていました。

早速、浴場へ!
部屋から5秒、貸切可です(もっとも、当日の宿泊者は私のみでした……)。
アルカリ性単純硫黄温泉の源泉が、ふんだんに掛け流されています(*^o^*)

無数の白い湯の華が舞い、硫化水素臭が仄かに漂う極上の湯。
エメラルドグリーンに変色するそうですが、当日は寒過ぎたせいか無色透明のままでした。

〔②森将軍塚古墳と長野県立歴史館 へ続きます〕


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