2022年9月11日

東京藝大美術館 特別展「日本美術をひも解く-皇室、美の玉手箱」

真夏の休日に、東京藝術大学大学美術館で開催中の特別展「日本美術をひも解く-皇室、美の玉手箱」を鑑賞しました(令和4年8月中旬、東京都台東区)。
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宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵する皇室伝来の宝物(国宝全5件を含む)を一挙公開する特別展。
この機会を逃す手はないと、特典付き前売券をWebで購入済みでした(公式図録付き4100円)。
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残念ながら、展示室入口ホールの先は写真撮影禁止(´д`)
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個人的に、特に印象に残った展示作品は、以下の4点です。
1 「蒙古襲来絵詞」(国宝、鎌倉時代、訪問当日は前巻を展示)
日本史の教科書には必ず載っていますね。
絵巻物を展開状態で展示しているため、「てつはう」が空中で炸裂する有名な場面などをじっくり読み解くことができました(*^▽^*)
ただ、そのためか、ここが一番渋滞していました……
2 「唐獅子図屏風(右隻)」(国宝、狩野永徳筆、桃山時代)
想像以上の大きさで、大迫力!
流石は狩野永徳です。
引いて見た方が全景を眺められるので、ここはある程度人がばらけていました。
3 「浜松図屏風」(海北友松筆、桃山時代)
八条宮智仁親王のために描かれた金碧屏風。
色彩は派手なのに、その画題故か静かな印象の絵です。
海北友松は、京都・建仁寺の「雲龍図」(国重文)などで著名ですが、その義侠心(本能寺の変で敗死した親友・斎藤利三のさらし首を奪い返す)も素晴らしい絵師です(*^o^*)
4 「綿花猫図」(長沢蘆雪筆、江戸時代)
思わず撫でたくなるほど毛並みの良い猫です。
ミュージアムショップも非常に充実しており、前売券に付いていた公式図録の他、若冲のマグネットセット、「唐獅子図屏風」と「綿花猫図」のブックマーカー(エッチング)などを購入しました(*^▽^*)
当ブログ作成日現在は後期展示期間で、令和4年9月25日まで開催されています。
後期限定で「動植彩絵 向日葵雄鶏図」(国宝、伊藤若冲筆、江戸時代)なども展示されているので、お時間の許す方は是非ご鑑賞いただきたいと思います。
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〔終〕


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