京都 秋海棠の頃 ③大原
2日目は大原散策です(令和3年9月中旬、京都市左京区)。
大原バス停から呂川(りょせん)沿いの坂道を上ります。
この道沿いにも、そこかしこに秋海棠が咲いていました。
三千院に到着です(拝観料700円、無休)。
まずは、客殿の聚碧園(しゅうへきえん)を鑑賞。
伝・金森宗和作の池泉鑑賞式庭園。
緑の庭にピンクの秋海棠が色を添えています。
宸殿から往生極楽院(国重文)を望みます。
定番の構図ながら、やはり美しい……
こちらの庭園は有清園(ゆうせいえん)。
一面、もふもふの苔です(*^o^*)
往生極楽院では、阿弥陀三尊像(国宝)に久しぶりの再会(*^▽^*)
今にも立ち上がりそうな観音・勢至両菩薩を従えた阿弥陀様です。
三千院を後に、来迎院の門前から植林された杉林の中の道へ。
途中で律川(りつせん)を渡り、息も上がってきた頃、音無の滝が姿を現します。
法師の唱える声明(しょうみょう)と滝の音が和し、ついには声明のみとなって滝の音が消えたことから「音無」の滝だとか……
現実は、ただ滝の音が聴こえる静寂の地でした。
三千院の門前まで戻り、勝林院へ(拝観無料※当面の間の模様)。
かつて参拝した際にはテープで声明が流されていましたが、当日は静寂……
法然上人の「大原問答」の折、手から光明を放ったと伝わる阿弥陀如来様に合掌しました。
最後は隣の宝泉院へ(拝観料・茶菓付800円)。
こちらにも秋海棠の花。
額縁庭園を眺めながら、お抹茶を喫しました。
寛ぎのひとときです(^_^)
大原の土産店や飲食店は、その多くが店を閉じていて寂しい状況でした。
おかげで昼食を摂り損ねましたが、その分夕食は、洛中の某店にて季節のハモ料理を堪能しました。
〔④銀閣寺と白沙村荘 へ続きます〕