2022年5月8日
津軽と下北 ④瑞楽園
旅初日の最後に、弘前市郊外・岩木山の麓にある瑞楽園を訪ねました(令和3年6月下旬、青森県弘前市)。
瑞楽園は、大石武学流の枯山水式庭園です(4月下旬~11月下旬開園、無休、入園無料)。
拝観者が橙一人だったため、管理人の男性の方が、大石武学流と瑞楽園についてマンツーマンで解説してくださいました。
・大石武学流とは、津軽地方に江戸末期から流行した特異な造園技法。
・石組みは豪快。「礼拝石」や「二神石」など礼拝や清浄を重んじる配置。
・岩木山を借景に組み込む場合が多い。
・代表作は、盛美園(青森県平川市)、金平成園(同黒石市)、ここ瑞楽園。
・瑞楽園は、明治中期から昭和初期にかけて、豪農對馬家が、小作人の冬季収入策も兼ねて作庭した書院庭園。
滞在中はとにかく静寂で、津軽の名庭を思う存分堪能できました。
本日の宿に向かいます。
〔⑤嶽温泉「山のホテル」 へ続きます〕