2020年11月22日
祇園囃子のない京都 ③坂本の寺社と庭園
本日の京都も暑い。予想最高気温は34℃……
琵琶湖畔なら多少は涼しいでしょう、とMさんを説得し、近江坂本の寺社と庭園を巡ることにしました(令和2年7月中旬、大津市)。
烏丸御池駅から地下鉄東西線→京阪石山坂本線と乗り継ぎ、坂本比叡山口駅(最近改称)に到着。
駅前から坂を登り、まずは延暦寺里坊の一つ旧竹林院を訪問します(入園料330円)。
庭園は国名勝に指定されています。
今流行のリフレクションもw
続いて、日吉大社へ(入苑協賛料300円)。
延暦寺と一体(神仏混淆)で栄えた神社。
だから延暦寺の僧兵は、強訴の際、日吉大社の神輿を担いでいたのですねw
(走井橋(手前)と大宮橋(奥) いずれも国重文)
水と緑と建築美で溢れる境内です。
ちなみに、マスコットはもちろん猿(神猿=まさる)です。
(西本宮楼門 国重文)
(西本宮本殿 国宝)
日吉大社から暑中を1㎞ほどテクテク歩いて(途中で路線バスに追い越され、哀しい思いをしました……)、西教寺へ(拝観料500円)。
素晴らしい書院(国重文・桃山時代)と庭園を拝観できます。
西教寺は、坂本城主であった明智光秀ゆかりの寺でもあります。
(NHK大河ドラマ「麒麟がくる」関連のイベントを終えて去ってゆく、家康(左)、光秀(中央奥)、帰蝶?(右)役の方々)
光秀の妻の墓や明智一族の供養塔も残されており……
墓前には芭蕉の句碑が建ちます。
橙の非常に好きな句です。
「月さびよ 明智が妻の 咄(はな)しせむ」
旅の終わりに、坂本の門前町に戻って名物のお蕎麦を。
もっとも、Mさんのお口には合わなかったようでした……
〔祇園囃子のない京都 終〕