2020年2月21日

ふたたびの壱岐へ ④名護屋城跡と旧高取邸

武雄温泉からレンタカーで北上し、秀吉が朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の際に拠点とした肥前名護屋を目指します(令和元年7月上旬、佐賀県唐津市)。
橙は平成23年(2011年)の年末以来、8年ぶり2度目の訪問です。

無料駐車場に車を駐め、まずは予習を兼ねて佐賀県立名護屋城博物館へ(月休・年末休、入館無料)
前回訪問した際には年末休館(T-T)だったため、楽しみです。
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展示内容は、名護屋城と文禄・慶長の役関連が中心。
一部の展示物は写真撮影も可です(復元、ジオラマ等)。
なかでも、日朝の海戦に使用された軍船(復元)は必見です。
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(日本の安宅船(左)と朝鮮の亀甲船(右))

亀甲船の船首は、近づくと結構怖いです……
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これで無料とは。佐賀県に感謝です(*^o^*)
いよいよ名護屋城跡へ(国特別史跡、日本100名城、年末年始休、歴史遺産維持協力金100円)。
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(大手口)

名護屋城は天下人の城。
大坂城とほぼ同規模だったというだけあって、城跡も雄大です。
大手道は、空へ一直線に登るかのよう。
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一国一城令後に破城されたとはいえ、見事な石垣が随所に残っています。
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(三の丸馬場付近の石垣)

本丸に到達すると、視界が一気にひらけ、
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天守台跡からは、玄界灘の絶景が広がります!
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ビジュアル系ベーシストのT君も興奮気味。
作曲のヒントになれば良いのですが……
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当日、海はやや霞んでいましたが、それでも去りがたい場所でした。
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昼食は、駐車場に隣接する「大手門食堂」で。
美味しいピリ辛ちゃんぽんを頂きました。
なお、イカの名産地・呼子は至近なので、お好きな方は是非そちらで。

食後は、レンタカーで15分ほどの七ツ釜へ(国天然、無料駐車場有り)。
玄武岩が玄界灘の荒波に侵食されてできた景勝地です。
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駐車場下から発着する七ツ釜観光遊覧船(土日祝のみ)が高波のため欠航でしたので(T-T)、遊歩道から観覧しました。
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見事な柱状節理です。

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(こちらは「象の鼻」。見たまんまですw)

玄界灘はどこまでも紺碧でした。
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最後に、唐津市街海沿いにある旧高取邸へ(国重文、月休、入館料510円、入館者1時間駐車料金無料)。
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杵島炭鉱などを経営した炭鉱王・高取伊好(たかとりこれよし)の邸宅です。
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杉戸絵や欄間などの意匠の素晴らしさに目を奪われます。
なかでも、大広間に設けられた能舞台は感動もので、T君も「初めて建築に興味を持ちました」と感想を述べていました。
※残念ながら、建物内部は写真撮影禁止です。

建物入口から裏手(海沿い)に回ると、庭園を鑑賞・撮影することもできます。
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これにて、九州本土(肥前)の旅程は終了。ようやく本題の壱岐です。
唐津駅前でレンタカーを返却し、車で送っていただいた唐津東港からフェリーで壱岐の印通寺港へ。
1時間45分の船旅です(船内は冷房が効き過ぎて、やたら寒かった記憶しかありません……)。

印通寺港からの路線バスは終了していたので、宿泊先のホテルがある郷ノ浦まではタクシー移動。
J先生達と合流し、1年ぶりの「三益寿司」さんで、壱岐の海の幸を堪能しました(^_^)

〔⑤碧き離島の辰の島 へ続きます〕


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