2019年10月24日

梅雨時に上州の秘湯へ ②たんげ温泉「美鄕館」

本日の宿は、たんげ温泉「美鄕館」です(令和元年6月中旬、群馬県中之条町)。
四万温泉と沢渡温泉の中程に位置する一件宿(「日本秘湯を守る会」加盟)。
比較的新しい温泉で、建物は総檜造り。館内中に木の香る宿です。
早速、温泉を!
まずは、貸切露天風呂の「宝泉の湯(岩風呂&桧風呂)」へ(無料。空いていれば入れます。)。
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(「宝泉の湯」桧風呂)
反下(たんげ)川の瀬音(※当日は雨天のため轟音……)とマイナスイオン、それに新緑を堪能できる素晴らしい湯船です。
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(「宝泉の湯」岩風呂)
たんげ温泉の泉質は、カルシウム-硫酸塩温泉
源泉温度が34.5℃のため、加温しています。「宝泉の湯」では給湯口が源泉で、循環しているようでした。
入浴の感想としては、ややキシキシ感のある湯ですが、浴後は汗がスッと引き、ポカポカ感が持続、肌はサラサラ……。極上の湯です。
休憩後、大浴場の「瀬音の湯」へ(男女入替制)。
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総檜造りの大浴場。木の香が漂います。
さらに、ステンドグラス、そして湯船に敷き詰められた玉石が癒やしを誘います。
こちらは、源泉掛け流し。
余りの居心地の良さに、ついつい長湯をしてしまいました。
そろそろ、夕食です。
ビーフシチューパイ、鮎の塩焼き、土瓶蒸し、豚巻きしゃぶしゃぶ、湯葉、椎茸・松茸の天ぷら(塩)など、秘湯の宿とは思えない程の逸品が並びます。
夕食後は、露天風呂の「月見の湯」へ(男女入替制、給湯口源泉・循環併用)。
「宝泉の湯(岩風呂)」を広くした感じで、開放感抜群でした。
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入浴後は瞬く間に熟睡し、翌朝、爽快な目覚めとともに「滝見の湯」へ(男女入替制、給湯口源泉・循環併用)。
命名どおり、湯船に浸かりながら、反下川の流れに生じた滝を眼前に臨むことができます。
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「日本秘湯を守る会」加盟の宿なので、お湯良し、瀬音有りは当たり前かもしれませんが、当館は、それに加えて、木の香漂う清潔な宿で、5つある湯船も全てが水準以上で、料理も文句なし。
喫煙者・嫌煙者双方に配慮し、全室禁煙ながら、喫煙室も完備。
休前日を除き一人泊も受け入れてくれます。
新しい秘湯の完成形と言えるでしょう。
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再訪を誓って、「美鄕館」を後にしました。
※なお、浴場の写真は、いずれも他の入浴客がいない状況で撮影したものです。
〔③前橋の迎賓館 臨江閣 へ続きます〕


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