2019年5月26日

渋沢栄一ゆかりの誠之堂・清風亭

鹿沢温泉からの帰途、ふと思い立って、深谷市の誠之堂・清風亭(せいしどう・せいふうてい)に立ち寄りました。
新一万円札の肖像となった渋沢栄一ゆかりのスポットです(平成31年4月下旬、埼玉県深谷市)。

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(写真は、清風亭のベランダのアーチ。奥に見える建物が誠之堂。)
誠之堂・清風亭は、もともと東京都世田谷区瀬田にあった旧第一勧業銀行(※前身の第一銀行は渋沢の創設)の保養施設内に建てられていました。
その後、渋沢生誕の地・深谷市に移築復元し、平成11年から公開されています(公式パンフより)
見学は無料。併設する大寄公民館の受付に声をかけ、記帳すればOKです(年末年始休)。
時間が合えば、職員の方の解説を聴きながら見学することもできます。

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まずは、誠之堂(国重文)へ。
大正5年(1916年)、渋沢の喜寿を記念して建築されたレンガ造り平屋建の建物です(公式パンフより)

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(屋上には風見鶏)
誠之堂で一番の見所は、窓のステンドグラス

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中国風の珍しい題材です。
渋沢を貴人に見立て喜寿を祝う情景だそうです(公式パンフより)

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(誠之堂のベランダから清風亭を望む)
続いて、清風亭(県文化)へ。

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こちらは、大正15年(1926年)、第一銀行第2代頭取・佐々木雄之助の古稀を記念して建築された鉄筋コンクリート平屋建の建物。

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(ツツジが満開でした(*^_^*))
スペイン風の建物で、屋根のスパニッシュ瓦、ベランダのアーチ、白壁と黒いスクラッチタイル等が印象的です(公式パンフより)

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内装も豪華です。

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(天井隅の通風口は蜘蛛のデザイン)
いずれ劣らぬ素晴らしい大正建築でした。
「最近まで見学者が一日一人という日もあったのに、新一万円札の肖像が発表された途端に多くの方がいらっしゃいます。」という、職員の方の嬉しい悲鳴も聴くことができました。

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(菜の花も満開(*^_^*))
周辺には、渋沢生誕地「中の家」や渋沢栄一記念館などもあり、ゆかりの地を結ぶ深谷市のコミュニティバスも運行されています。
東京都北区の渋沢史料館(拙ブログでは平成30年夏に紹介:https://t-seiwa77777.at.webry.info/201809/article_3.html)とともに、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
〔終〕


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