2018年8月28日
星と温泉と鉄鉱石の里 ①重伝建・赤岩と旧太子駅
連日の猛暑で、夏バテ気味の橙……。
毎年恒例となりつつありますが、今夏も上州の温泉でリフレッシュすることにしました(平成30年8月上旬、群馬県中之条町)。
(写真は、旧太子駅のホッパー)
関越道を渋川伊香保ICで降り、国道を中之条、長野原と過ぎると、旧六合(くに)村に入ります。
まずは、養蚕で栄えた山間の集落・赤岩へ(国重伝建・日本遺産)。
火の見櫓や蔵など、郷愁を誘う風景が残っています。
蛮社の獄で迫害され、脱獄した高野長英を匿ったという家(湯本家住宅)も現存しています。
ただ、重伝建&日本遺産の価値があるか、と問われれば、正直疑問です。
ここは、総理を輩出した選挙区。見えざるドリル力が働いた?
(無料駐車場やトイレ付き案内所、その隣に花畑が整備されているなど、観光客誘致の意気込みは感じ取れました。)
続いて、赤岩集落の川向こうにある旧太子(おおし)駅へ(入場料200円、火水休)。
太子駅は、昭和45年(1970年)まで、長野原駅(現:長野原草津口駅)から分岐する吾妻線支線(1駅だけ)の終点でした。
旧国鉄が、何故そんな支線を敷いたかといいますと、旧六合村で採掘される鉄鉱石を積み込む駅が必要だったからです。
鉄鉱石を貨車に積み込んだ施設=ホッパーも残っています。
これが一番の見所でした。
日も傾いてきました。
本日の宿のある尻焼温泉へ向かいます。
〔②尻焼温泉「星ヶ岡山荘」 へ続きます〕