金沢から郡上八幡へ ①兼六園と成巽閣
ここ数年、毎年冬に、両親と2泊の温泉旅行をしてきました。
ただ今年は、暖かくなってから、まだ行ったことのない金沢に行きたい、と母が言います。
父は、まだ行ったことのない下呂温泉の湯に浸かりたい、と言います。
そこで、金沢から五箇山、高山、下呂温泉、郡上八幡を巡るドライブを企画しました(平成30年4月下旬)。
金沢へは北陸新幹線「かがやき」号で。
大宮から先は長野と富山のみ停車し、約2時間半で金沢に到着です。
まずは、日本三名園の兼六園へ(金沢市、国特別名勝、入園料300円、無休)。
シニア(65歳以上)の両親は無料でした。
橙も雪の季節以外に訪れるのは初めてです。
桂坂口から入園し、順路に従い、「徽軫(ことじ)灯籠」、「雁行橋」と進んでゆくと、新緑の美しい「山崎山」が現れます。
当日は汗ばむほどの陽気でしたが、山崎山周辺は涼しさを感じました。
それにしても、兼六園の人の多いこと……。
噂には聞いていましたが、日本人より外国人客が多いようです。
小立野口から一旦園外に出て、隣接する成巽閣(せいそんかく)へ。
幕末の文久3年(1863年)に造営された、加賀前田家の奥方御殿です(国重文・国名勝、入館料700円、水休・年末年始休)。
優しく華麗な書院造りの「謁見の間」や、ウルトラマリンブルーの折上格天井に驚く「群青の間」など、色彩や材質に意匠を凝らした建築美を堪能できます。
なお、拝観料がお高めなせいか、兼六園に比べ人はかなり少なめで、静かに鑑賞することができます。
(写真は、「つくしの縁庭園」。※建物内部の写真撮影は禁止されていますが、庭園は撮影可能です。)
随身坂口から再び兼六園へ(※チケット提示で再入園が可能です)。
「黄門橋」周辺は、幽邃な雰囲気が漂います。
園内の食事処で治部煮うどんを頂き、桂坂口から退園しました。
〔②金沢城跡と東山ひがし茶屋街 へ続きます〕