2017年1月3日

山陰粧う ②足立美術館

足立美術館に到着です(平成28年11月上旬、島根県安来市、入館料2300円、年中無休)。
ここは、米国庭園専門誌の日本庭園ランキング1位を毎年更新中の庭園(昭和45年開館)。
今回の旅で一番期待して訪れた場所でした。
まずは、写真をご覧下さい。順路に従って鑑賞した順になっています。

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(雄大な借景庭園「枯山水庭」です。観光パンフなどでよく使用されるアングルですね。ここはガラス越しの撮影となるので、照明が一部映り込んでしまいました。)

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(「茶室 寿立庵」に至る曲線の延段です。「茶室 寿立庵」ではお抹茶を頂けますが、別料金となります。)

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(「池庭」です。こちらも背後の山を取り入れた借景庭園です。)

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(「白砂青松庭」です。手前の横一文字の石が存在することで構図が引き締まります。写真には写っていませんが、向かって右手遠くに「亀鶴の滝」を望むことができます。この滝は、実は一般道の向こう側に所在しています。)
さて、以下は個人的な感想になります。
ご覧のとおり非常に美しい庭園なのですが、期待が高過ぎたからでしょうか、それ程の感動はありませんでした。
その原因を考えるに、初めて鑑賞した庭園であるのに、何度もデジャヴ(既視感)を覚えたためだと思います。
例えば、桂離宮であったり、京都洛北(の某名庭)から眺めた比叡山であったり……です。
いいとこ取りのパッチワーク庭園とでも言えるでしょうか。
もっとも、桂離宮をはじめ京都の名庭と謂われる庭は、地方の庭園に何かしらの影響は与えているものですので、模倣自体を否定する訳ではありません。

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(写真は「苔庭」の一部)
また、冒頭に記載したとおり、入館料はべらぼうに高いです。本来は美術館とはいえ、いくら何でも……。
ただ、隣接する鷺の湯温泉の宿泊者には宿泊施設で前売割引券を販売しており、橙もこれを利用しました(※宿泊当時の情報です。)。
〔③月山富田城跡と鷺の湯温泉「さぎの湯荘」 へ続きます〕


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