2016年7月23日

湯けむり上州 ②谷川温泉「檜の宿 水上山荘」

昭和の香り漂う湯宿温泉を後にします(平成28年7月中旬)。
通常、旅の立寄先は事前に決めているのですが、今回は温泉療養が主眼でしたので、宿にあったパンフレットを参考に、行き当たりばったりとなりました。
1 上杉謙信供養塔(みなかみ町・如意寺)

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墓ではなく供養塔ですが、謙信が亡くなった直後に、当時の沼田城代・上野家成が建立したことが台座の銘で確認できるため、供養塔としては由緒正しい本物です。
それにしても、まさかこのような場所で、謙信の供養塔に出会えるとは思いませんでした。
2 迦葉山弥勒寺(かしょうさんみろくじ)(沼田市)
山上にある天狗の寺です。

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参詣した際に天狗の面を持ち帰り、翌年に麓の店で購入した面と一緒に、返却するそうです。
信仰の是非はともかく、毎年参詣しなければならないことになるので、よく出来た仕組みだと思いました。

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3 たんばらラベンダーパーク(沼田市)
行き止まりの山道を、多数の車が行きかいます。
その先には、スキー場を利用したラベンダーパークがあります(入園料800~1200円、各種割引有、リフト往復800円)。
入園料は開花状況を反映して決定するという触れ込みで、しかも当日は最高額の1200円でしたので、紫一色のラベンダー畠を期待していたのですが、結果は実に残念なものでした……。

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要するに、ここのラベンダーは「畝」単位で植えられており(周りの土は茶色)、背丈も高いので(茎の部分は緑)、紫一色という景色は難しいのです。
これを善意で解釈すれば、当時は早咲きのラベンダーでしたので、これから先(中咲き・遅咲き、~9月上旬)には、また違った景色を……なのかもしれませんが(親子連れやカップルで賑わう二人掛けのリフトを一人で往復して恥ずかしい思いをした橙としては、全く保証できません。)。

4 そば処「角弥」(みなかみ町)
 私こと橙は、蕎麦が大好きです。
「角弥」さんも、何度か前を通りかかったのですが、店休日(木曜日)か売切御免かで、無念の撤退を繰り返してきました。
今回、ようやく賞味できた結果は……打ち立ての細くてコシのある蕎麦と、透明で上品な鰹ダシの汁に大満足。
ここ数年来で、ベストの蕎麦でした。
さて、本日の宿は、
谷川温泉の「檜の宿 水上山荘」
谷川岳を眼前に望める老舗旅館です。

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老舗なので、ハードには古さを感じましたが、接客と泉質の良さは一級品。
特に、泉質=弱アルカリ泉(混合泉)の源泉かけ流し(加水・加温・循環なし)、泉温=内湯で約41度には、感動しました。
肌に非常に柔らかで、長湯のできる温泉です。

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この絶妙の泉温を維持する秘訣は、宿側の不断の努力の賜物で、宿泊者に対するクイズにもなっている(正答者は記念品をいただける)のですが……。
橙は、答えを知っていたので、応募しませんでした。
〔③城下町小幡「楽山園」 へ続きます〕


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