初夏の奥日光 ①イタリア大使館別荘記念公園
「秘湯を守る会」のスタンプが貯まったので応募したところ、奥日光の宿の無料招待券が届きました（※注１）。
初夏の奥日光へドライブです（平成28年5月下旬）。
第二いろは坂を登り、中禅寺湖畔へ。寒冷地の奥日光は、今まさに新緑眩しい季節です。
県営歌ヶ浜駐車場（無料、※２）に愛車を駐め、新緑とカワズ（蛙）の大合唱の中、湖畔を歩くこと約10分でイタリア大使館別荘記念公園に到着です（入館料200円）。
中禅寺湖畔は、明治中期以降、欧米各国の大使館別荘が軒を連ねた国際避暑地でした。
中禅寺湖の絶景と夏の涼しい気候とが、彼らをしてスイスあたりの湖畔を思わせたらしく、 「夏は外務省が日光に移る」とも言われたそうです。
さて、イタリア大使館別荘記念公園は、平成９年まで現役であったものを整備し、公開しているものです。
眼前の中禅寺湖は、正真正銘の元・プライベートビーチ。
静かな湖畔からは、男体山は勿論、金精峠まで望むことできます。
建物内部も、さすが大使館。
天井の意匠（杉皮張り）から食器まで、良いセンスです。
とりわけ、書斎・暖炉上に掲げられた、「東洋のミューズ」秋篠寺・技芸天のお顔に、当時のイタリア大使の抱いたジャポニズムを感じました。
公園内には、クリンソウも咲いていました。
クリンソウといえば、千手ヶ浜で早くも見頃始まり、との情報が……。
早速、この後、向かう予定です。
なお、駐車場からイタリア大使館別荘記念公園へ向かう途中にある「英国大使館別荘」が、平成28年７月１日から公開される予定です。
日光に新たな名所がまた一つ、ですね。
※注１ 「秘湯を守る会」の宿泊スタンプは、３年以内に10個貯めると、一泊二食無料招待券が交付されます。
宿や日程を希望することもできます。
※注２ 半月山への道路沿いにイタリア大使館別荘記念公園用の駐車場（無料）もありますが、台数僅少です（そのため、路駐が目立ちました。）。
〔②千手ヶ浜のクリンソウ へ続きます〕
