2015年5月13日
鳥取まで ④名草神社三重塔と浦富海岸
鳥取往復ドライブの4日目(平成26年4月下旬)。
本日は、兵庫県北部(但馬)から、鳥取県(因幡)に入る予定です。
まずは本日最初の目的地、名草神社へ(兵庫県養父市)。
妙見山への道を延々登った先にあるため、車利用でないと到達は困難です。
三重塔(国重文)は、戦国時代に出雲大社から移築されたものです。
塔の朱色が新緑に映えます。
雨上がりの晴天。塔の屋根からは水蒸気が上がっていました……
ザゼンソウ(座禅草)が咲いていました。
僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来だそうです。
妙見山の麓にある日光院です。
神仏分離前は名草神社と一体の寺院。
こちらでは、門前の石楠花が見頃でした。
戦国末期の山名家当主・山名豊国の墓です(兵庫県香美町)。
彼は鳥取城主でしたが、優柔不断が祟り、家臣に追放されました。
その後、秀吉による「鳥取の飢え殺し(かつえごろし)」で鳥取城は落城しますが、豊国は江戸前期まで長生きし、明治維新時に子孫は大名に返り咲きました。
但馬の名湯・湯村温泉へ(兵庫県新温泉町)。
源泉の「荒湯」です。煮えたぎっていました。
当然ですが、近年新装された共同浴場「薬師湯」などは適温です。
ついに、鳥取県に入りました。
日本ジオパーク・浦富(うらどめ)海岸の「千貫松島」です(鳥取県岩美町)。
本日の宿は、岩井温泉の「岩井屋」。
日本秘湯を守る会加盟の純和風旅館。二回目の訪問です。
カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉の100%源泉かけ流し。
趣のある深めの湯船に浸かると、疲れが吹き飛びます。
松葉ガニなどの日本海の幸も堪能できました。
〔⑤若桜鬼ヶ城跡と波賀城 へ続きます〕