2023年8月5日
但馬国の神無月 ③香住の大乗寺(応挙寺)
2日目。本日は、城崎温泉から岩井温泉を目指します(令和4年10月下旬)。
まずは、カニで有名な香住にある大乗寺へ(兵庫県香美町、拝観料1200円、駐車場無料)。
円山応挙とその一門の筆になる障壁画165画(全て国重文)があるため、「応挙寺」と呼ばれています。
拝観時は、障壁画の原画が寺に帰還してきた時期でした。
障壁画の撮影はできませんが、係員の方が部屋毎に案内と解説をしてくれます。
一番感動したのは、応挙最晩年の大作である「老松孔雀図」。
金地に墨のみで描かれた孔雀。襖の開け閉めによって孔雀や松の構図が変化する空間演出も見事でした。
芭蕉の間にある「郭子儀図」も必見。
狗子(くし=いぬころ)の間にある「梅花狗子図」は、可愛い子犬がじゃれあって遊んでいる様子を描いたもので、心和みました(*^o^*)
続いて、余部鉄橋「空の駅」へ(見学無料、駐車場無料)。
一部保存された旧鉄橋の上には、クリスタルタワーというエレベーターで楽々上がることができます。
橋上から眺める荒々しい日本海の景色。
併設されている「道の駅あまるべ」て頂いた浜辺うどん(680円)は、具がかき揚げ天、キス天、わかめと盛りだくさんで、コスパ最高でした(*^▽^*)
県境を越えて、鳥取県(因幡国)へ。
浦富海岸の鴨ヶ磯(世界ジオパーク)に立ち寄ります(鳥取県岩美町、無料駐車場あり)。
打ち寄せる日本海の荒波と海岸美の絶景。
しばらく砂浜に佇んだ後、本日の宿・岩井温泉「岩井屋」へ向かいます。
〔④岩井温泉「岩井屋」 へ続きます〕